ヤギと一緒に道草しながら畑の道を歩き続ける

土と野菜と作業日誌

菌ちゃんファームさんの土づくりに決めた理由 その二

実際のやり方はこちらの動画や菌ちゃんファームさんのネットショップで発売している書籍などを参考にしてください。私は指導できるような立場ではないので。

一年やってみた感想をお伝えしますと、春に土づくりをして夏野菜が目を見張るような成長をしました。本当に無肥料です。ただ、虫はつきますし、病気にもなりました。ピーマンは半分くらい糸状菌にやられて枯れてしまいました。この土づくりはダンゴムシの格好の住処にもなるので、ダンゴムシの被害が結構出ます。弱い苗は食べられてしまったり、種で植えても芽が出てきたところを食べられてしまいます。大きな苗を植えたほうがよさそうです。菌ちゃん先生はそんなこと言っていないのであくまでも私の場合です(^^;

 

一番の問題は非常に植えづらいところだと思います。私はススキやセイタカアワダチソウなどの固い植物ばかり投入したので、しかも場所によっては15cmくらい積みあがっているものをかき分けてかきわけて植えていくのです。はい。これは私の失敗です。もうちょっと薄くていいようですし、固いのばかりでは逆に効果が遅くなるともおっしゃっていました。あとはもみ殻が一番いいんじゃないかと思います。かき分けやすさが段違いでしょう。ただ、半年くらい雨ざらしにしないと菌糸がつかないようです。

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いや本当に騙されたと思ってやってみて欲しいです。おいしい野菜が作れます。キュウリなんて青臭さがほとんどありません。労力はかかりますが、お金はかかりませんし、畝の上に生えてくる草が変わります、微生物や小さな虫たちの営みがものすごいスピードで増えていくのを感じられると思います。ただ、大規模にやるには効率化が問題だとは思います。

紹介文章でも書きましたが、私は山の土づくりだと思ってまして、何故なら山と同じ土の作られ方をするように環境を整える方法だからです。山では落ち葉や枝などの固いものが堆積していてそれを分解して土の中に潜っていって菌糸のネットワークを作るのが糸状菌≒キノコ菌と言われています。その菌糸を通じて木々が意思疎通をしたり自分の種から生まれた子供の木に余計に養分を送るなどを調べる研究もされているようです。さらにこのネットワークは高速道路の役割を果たしているとの研究結果も出ています。

https://research-er.jp/articles/view/92339

微生物が菌糸の高速道路に乗って運賃を払っているなんて面白いですね。

次回は虫や病気について私の観察結果と土壌微生物の研究者の報告文書も交えて書いていきたいと思います。

この後ヘチマの実が重すぎて鉄のパイプがひしゃげました

 

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