私はよくTwitterを見ているのですが、ちらほらと確定拠出年金始めましたみたいなツイートを目にします。本当に吟味して始めているのかなと心配になります。たぶん、ツイートする側の人は吟味しているんでしょうけど、この人がやっているなら私もやってみようというタイプの人が心配です。
確定拠出年金に節税のメリットはない?
確定拠出年金をこれから始めてみようか検討している方は下のリンク先を読んで欲しいです。「アタリマエ」さんのページに飛びます。
私も初めて知ったのですが、確定拠出年金は受け取り時に税金がかかるみたいです。受け取り時に税金がかかるから二重課税にならないように運用時に税金が軽減されているということです。そもそも確定拠出年金の魅力は税金の優遇にあると思うのですが、あとでまとめて取られるだけになってしまうケースがあるようです。そのあたりのことは「ダイヤモンド」さんが詳しく書かれています。
要するに、退職金がもらえる方は確定拠出年金に税金がかかってしまう場合がほとんどですよ。その額は勤続年数30年退職金2000万円確定拠出年金500万円の場合で67万円くらいになりますよということです。私のように退職金なんて出ない弱小サラリーマンは大丈夫です。上のケースでは確定拠出年金にまるまる税金がかかっていて500万円が433万円に・・
ごめんなさい。メリットありますね
あれ?それでもぜんぜんメリットありますね。貯蓄型で毎月2万円ずつだとして年間24万円なので住民税と所得税に約7万円の税制優遇が受けられるので、それが20年だと140万円引くことの67万円でも二十年間で73万円の節税ができることになります。退職金がなければまるまる退職所得控除を受けられますし、退職金2000万もらえるところってそんなにないでしょうし(上のケースで退職金が1000万円なら税金はかかりません)、投資信託型で利益が出た場合の税制優遇はそのまま受けられますし・・やってみる価値ありそうですね。ただ、自分の場合どのくらいの税制優遇が受けられるか計算してみたほうがよさそうです。
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特別法人税?やっぱり・・
でもなあ、これからさらに特別法人税が解除されたら毎年1.173%ずつ資産がすり減っていきますし、手数料もあります。特別法人税は20年間で資産を0.79倍にしてしまうそうです。ということは500万円は395万円になります。こうなるともはや税制のメリットがなくなる方もでてきますね。どう思いますか?私は解除すると思います。逆ピラミッドの少子高齢化で税金を納める働き手が減っておのずと税収が減るのですからどこかから引っ張ってこなきゃいけなくなる時がくるんじゃないかと思うわけです。
あと一つ言いたかったのは投資信託型にする場合日本の株式の比重の大きな商品は・・よくよく考えた方がいいんじゃないかなと思います。もちろん先のことはわからないのでなんとも言えないのですが、少子高齢化が本格化する今後20年・・いろいろと政策的にも無茶してますしね。グローバルな投資信託のほうがリスクは少ないかなと思います。
まとめ
・退職金がもらえる方は特に、特別法人税が解除される前提で自分にどのくらいの税制優遇が受けられるか計算してみてから決めたほうがいい。
・グローバルな投資信託のほうがリスクは少ないかも。
・手数料もかかりますよ
・60歳までおろせないですよ。
・転職すると面倒くさいことになりますよ
参照ください・・「拠出も退出もできない」確定拠出年金の罠
・ほとんどの会社でデメリットについて詳しく書いていないですよ
身を削って働いた大事なお金なのでよくよく吟味していただけたらと思います。
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