2016年5月2日です。五回目のキャンプともなるとちょっと違った味付けを求めるものです。「いつも同じようにキャンプするだけじゃ面白くないよね」「う~ん、そうだ。登山キャンプはどう?」「いいね~」そんなのりでした。しかし、登ったことのある山といったら筑波山と高尾山くらいです。そして今回登る予定の黒檜山のキャンプ場からの標高差を確かめてみると467mとあるので、そんなもんなんだと。登山経験のほとんどない我々は400mなんて余裕じゃん、くらいに思っていました。

県営赤城山キャンプ場です。五月でもなかなかのにぎわいです。
県営赤城山キャンプ場は予約不要で無料で利用することができます。キャンプ場は標高1340mにあるので五月だと真冬の服装でちょうどいいくらいでした。学生キャンパーらしき一団が昼間から飲んで騒いでいたのでなるべく離れた位置にテントサイトを確保します。その一団以外は静かなキャンパーが多かったですが、口コミサイトの情報では盗難も発生しているみたいなので念のため貴重品類は身に着けておいたほうがいいかもしれません。

おしっこ・・をしているわけではないと思います。はい。

キャンプ場のすぐ目の前には大沼が見えます
ゆうちゃんとたーくんが大沼のさざ波が打ち寄せるほとりに二人で腰かけて話し込んでいる姿が印象的でした。今回も二泊三日だったのですが、暇があるとたいがい大沼のほとりに座っていました。よっぽど気に入ったのでしょう。
さて、写真がなくて大変残念なのですが、テントも完成して温泉を探しに行こうということになってGoogle検索してナビにセット、県営赤城山キャンプ場から忠治温泉方面へ走り出しのはいいのですが、この道はっきり言って怖いです。運転に自信のない方は行かないほうがいいんじゃないかなっていうレベルです。道幅が狭いうえに崖っぷちだったり、とにかく見通しが悪すぎて毎回カーブミラーをのぞき込むような塩梅です。しかも一車線なのに対向車がきます。
そんなこんなで苦労して忠治温泉に着いたのですが、日帰り入浴の営業は終わっていました。ええ?うそでしょ。諦めきれずにこの辺りにはほかにも何件か温泉があったので行ってみたのですが、どこもかしこも15時で営業終わっています。でも確かにあの道を夜通るのは危険すぎますね。この旅籠忠治館という宿の風情は完璧でした。今まで見てきた風情は偽物だったんじゃないかと、確かに作られた風情では到達できない自然との調和が感じられました。一生に一度は泊まってみたいと思わせる宿です。
仕方がないので今日はお風呂なしです。また苦労してキャンプ場に戻って夕飯の準備をします。そうしてまたしてもバーベキューなのですが、あらかた食べ終えて一服していたときのことです。がさっと闇の中で何かが動く音がしました。まさか、まさかの・・とやや後ずさりぎみにじっと息をのんで見守っていましたがその後音がすることはありませんでした。熊笹の生い茂る山の中なので何がいてもおかしくはないですね。
翌日は朝もやの中、早起きしていよいよ登山です。
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