ヤギと一緒に道草しながら畑の道を歩き続ける

キャンプ, 関東

何度もへこたれながら登った塔の岳、くだりは泣きながらの9時間半

夏休みの最後の冒険として子供たちと塔の岳の大倉尾根をピストンしてきました。全長7㎞標高差1200m、このコースを標準タイムで登り切れたら日本のどの山も登れるだろうと言っている方もいるくらいのタフさが試されるコースです。

今回は夏休みをだらだらYouTubeばっかり見て過ごす子供たちを見ていて急遽決めたためママは仕事です。「ずるい」と涙目のラインスタンプを何度も送ってきたママでしたが、出発してからは心配ばかりしていました。前日の夜に海老名インターまで進んでその日は車中泊、翌朝は前日に子供たちと一緒に手作りした炊き込みご飯おにぎりとからあげとべったら漬けを食べて力を蓄えます。

秦野中井インターで高速を降りて大倉を目指します。公営の駐車場は8時からですが、24時間営業の駐車場もあります(十時間くらいとめて500円でした)。登山靴が去年買ったものなのでゆうちゃんもたーくんも歩く前から足が痛いと言いますが、靴下を登山用のものから薄手の靴下に変えてなんとか出発です。

あいにくの曇り空です

登山道までの坂道を登りながらすでに疲れた表情の子供たちを見て不安になります

まだまだ序盤の見晴茶屋ですが、弱気全開です。ここからが階段地獄のスタートです

イッテQでイモトアヤコさんがアイガーからヘリコプターで帰るのを見たからでしょうか、ゆうちゃんは帰りはヘリコプターでと言ってきます。「あのね、普通はみんな歩いておりるんだよ」「ええ~。じゃあ、ほら筑波山とかにあるあれは? ある?」「ケーブルカー? ないよ」「ええ~。不便だね」「お山に便利を求めるなよ」なんとかして楽をしようとするのです。

ガッカリして歩く現代っ子です

早くも限界をむかえるもやしっ子です

正直言って無理かなと思いました。たーくんは少年野球に入っていますけど、普段はベイブレードの動画ばかり見ていますし、ゆうちゃんはバスケ部の練習にも行かずにスライムばっかり作っていて、登れるイメージがわいてこないのは正直なところでした。でも、だからこそ大人でもハードな山を登りきることで自信を持って欲しかったのです。やればできるってことを身をもって体感して欲しかったのです。

ちょうど半分くらい進んだ頃でしょうか。ゆうちゃんは弱音を吐きまくりながらもなんとか登ってきましたが、休憩場所で倒れこむように座って、「もう足に力が入らない」と言います。それを聞いて私は下山するつもりでいました。30分以上休憩したと思います。麦茶を飲んでウィダーインゼリーを飲んで梅しばをかじりました。今回登りきれた理由の一つにこの携行食を充分に持ってきていたのは大きかったと思います。

塩分チャージの飴、ウィダーインゼリー(エネルギー)×3、梅しば、甘栗、SOYJOY×3、麦茶2ℓ×2、水500㎖×2

そしてもう一つの理由として、登りきれたらそれぞれ欲しいものを買ってあげると約束していました。たーくんはベイブレードのロストロンギヌスでゆうちゃんはうさぎのケージです。ゆうちゃんは梅しばをぽりぽりかじった後、椅子の上であおむけになってしまいましたが、たーくんはロストロンギヌス欲しさにすぐに立ち上がって登る気まんまんです。

「あーあ。誰かへこたれると思ってたのに」

ゆうちゃんは誰かのへこたれ待ちだったのです。

それでも、「梅しば食べたら足動くようになった」と言うので、「行こう」と声をかけると立ち上がって歩き出しました。

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それにしても・・・

延々と続く階段地獄です

また階段・・

疲れたら登山道の端っこでも休憩させてもらいました。すみません。

岩に倒れこんだりしながら

ふらふらと登っていきます

本当にふらふらです。

景色は開けても

階段は永遠のように・・

「階段はもうたくさんだ」「なんだと。まだ足りないのか。これでどうだ」「いやいやいやいや、いらないって。こりごりだって」「くそ~。これでもか。これでも足りないか」こんな風に話の通じない理不尽な神様に階段を投げつけられている気分でした。

やっとの思いで花立山荘に着いても営業してませんでした

かき氷楽しみにしていたのに。仕方ないので・・

丹沢の山々を眺めながら休憩です

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時間を気にして急いで登って行ったら単調な階段だらけのバカ尾根かもしれないですけど、ゆっくりと休憩しながら登れば空気は本当に澄んでいて風も心地よくていいところだなと思えるかもしれません。花立山荘までくればもうちょっとといろんな方のブログには書いてありましたが、気力体力ともに使い切ったあとでは・・

登山道で行き倒れます

それでも雲の中をよたよた進んで

登頂できました。本当によく頑張りました。

到着時間は13時半です。8時に出発して実に5時間半もかかりました。標準コースタイムは3時間半くらいみたいなので、いかに休憩しすぎかがわかるかと思います。昼ごはんは持ってこなかったので頂上の山荘も営業していなかったらどうしようかと思っていましたが、営業していました。

こちらの尊仏山荘でシーフードヌードルとオレンジジュースをいただきました。

本当に助かりました。携行食を食べていたとはいえ山を登り続けて5時間半ですからお腹ペコペコでした。このシーフードヌードルがなかったら途中でへたり込んでいたかもしれません。

改めてロストロンギヌスとうさぎのケージを約束させられて、ウキウキ気分で下り始めると・・

鹿です。しかも距離にして2mくらいのところにいます

すんごい草食ってます。やっぱり頑張って登るといいことあるんだね~とか話しながら意気揚々と下っていきます。

下り楽勝じゃんとか言えていたのは最初のうちだけでした。つま先が靴にぶつかって痛いらしく、だんだんしかめっ面になっていきます。私も足をつってしまったりして(二度目)休憩時間ばかりかさんでいきます。たーくんは数十メートル歩くごとに休もうと言ってその都度休んでいたらいつのまにか15時半です。尊仏山荘の管理人さんから日の入りは18時15分と聞いていたので、このペースはさすがにまずいということになって痛みをこらえてペースを上げます。しかし、ペースを上げたことで痛みが倍増したらしくたーくんは泣き出してしまいます。それでもまだ3分の1も下っていなかったのでペースを落とすわけにもいかず「痛い。痛い」と泣きながら下っていきます。「山は外灯がないから本当に真っ暗になっちゃうよ。だから痛くても行くしかないよ」そう言って奮い立たせるしかありません。ゆうちゃんは「電話してヘリコプター呼ぼう」とまだヘリコプターで帰る気でいます。そのうちにたーくんはふらふらしてきたので手をつないで歩きます。「もう無理だよ」「痛いよ~」「ぎゃあああああ」と最後のほうは泣き叫びながら下って、下ってようやくアスファルトの道路に出られたときはうれしくてみんなでハイタッチ。やったね。

時刻は17時半です。足が痛くてしょうがない二人は登山靴を脱いで靴下で駐車場へ向かいます。車が動き出すとあっという間にぐっすりです。おつかれさま。

 

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