2016年7月17日です。黒檜山での失敗からか山登りを目の敵にすえたママは登山の本を読んで登山グッズを買い漁ります。かなり痛い出費でした。登山靴に登山用靴下にザックに帽子にレインコート、さらにはヘッドライトなんか買うと今度はロープもいるんじゃない?とかコンパスはどうなの?ということになって結局安価なキャンプ道具が揃うくらいのお金がかかりました。あれだけくたくたになってもまた登りたいと思うようになるのは本当に不思議です。どんなにつらい思い出や悲しい過去があっても年老いてから若返りたいとか不老不死を得たいと思うのと一緒なのでしょうか。満足して死ぬのは頂上で死ぬ人だけなのかもしれないですね。

ロープウェイ乗り場へ向かうバス乗り場です
今回は駒ケ岳に登ってからキャンプします。曇ってますね。てゆーか、駐車場のおじさんの話では、山の上は雨のようです。ぐぬぬ。しかし、我々には時間がないのです。今日登るしかありません。甲斐駒ケ岳に登るにはバスで30分ほどのロープウエイ乗り場まで行って、そこからロープウェイで7分半、2612mの千畳敷カールまでひとっ飛びです。バス代は往復で大人1640円、子供820円、ロープウェイ代は大人2260円、子供1130円です。貴重な甲斐駒ケ岳への架け橋ですので文句は言いたくないのですが、高いです。家族四人で往復すると11700円かかります。そして山の上は雨だというのに満員でした。すごいですね。アイドル顔負けです。

千畳敷カールは雨です。
なんにも見えません。大粒の雨が降り注いでいます。登山計画書を書いてからレインコートを着込みます。はっきり言って不安しかありません。

お参りして
いざ出発したものの、この視界の悪さといい、降り注ぐ大粒の雨、おまけに写真には写ってますがしばらく人を見かけないくらい登山者が少なかったので、今回は登らないことにしました。「ええ、ここまで来たのにー」ママは案の定ぶつくさ言ってますが、無理して登ったところでなにも見えないでしょうし、子供たちも雨のせいか乗り気じゃないので千畳敷カールをぐるっと回って帰ることにしました。

元気そうに見えますが・・

ぐるっと回っただけでぐったりです
帰りのロープウエイは順番待ちで一時間か二時間は待ちました。大雨ですので皆さん売店のようなところで立ち往生してやることなくて憂鬱な時間でした。ま、気を取り直してキャンプです。
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田舎の風キャンプ場です
ロケーションと空気は最高なんですが、ちょっと区画が狭いかなという印象でした。でも本当にいい土地ですね。田舎暮らしに憧れるものとしてはうらやましい限りです。土がかなり肥沃なのでしょう。

ミミズが肥えまくってます

キャンプ場に行くと必ずカエルを捕まえます

うちのテントは狭いのでタープを購入。立てるのに四苦八苦しました。

ウィンナーをあぶって食べているうちに・・

暗くなってきました

線香花火でしめて、おやすみなさい。

翌日は見事に晴れ渡りました。
以前にも乗鞍岳に登ろうとして天気に嫌われたのでこれで二度目です。今後の予定といいますか、貧乏暇なしなので今日は早めに帰らなければなりません。でもまた来年、今度こそは3000mの景色をこの目にしたいと子供たちに見せてあげたいと思います。
帰り際に「虫探し探検隊しない?」と子供たちに声をかけたところ、二つ返事で「するー」と言うのでキャンプ場の周りをウロウロ、運よくクワガタなんていないかなーなんてやっぱりいませんでしたが・・

とにかく景色がよくて

探検だけでもご満悦
白地に黒い斑点のある1㎝くらいの丸っこい虫がいて、「これ何の虫?」と聞かれてテントウムシっぽいけどこんなテントウムシいないよなあと困った私は「ホワイトチョコレートクッキー虫かな」と見たまんまの印象で答えると「ホワイトチョコレートクッキー虫。いいねー」と嘘はばれてましたが、思いのほか気に入ってくれてホワイトチョコレートクッキー虫話で盛り上がりました。帰ってからあの虫の本当の名前はなんだろうと調べてみましたが、私の調べる限りでは見つかりませんでした。きっと、ホワイトチョコレートクッキー虫なんだと思います。
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